手塚治虫 マンガの心 発想とテクニックに学ぶ名刺作成術
名刺は命使で絶対受注!
仕事が取れる名刺の専門家の福田剛大です。
名刺をいかに最初のインパクトで引き込んで、中まで読んでもらえるか、に関していろいろなアイディアを考えていくのにやっていることは、いろいろなものを見たり聞いたりして自分流にアレンジする点です。
そこで、マンガの神様の思考を取り入れて名刺をつくったらどうなるか書いてみましょう。
参考にしたのは「手塚治虫 マンガの心 発想とテクニック」。
手塚治虫さんいわく、アイディアを考えるために2つの方法があるといっています。
①演繹法
②帰納法
簡単に説明すると
①演繹法:いきあたりばったりに話を考えていくこと
これが→こうなり→こうなった。
あるものが動き出して、とんでもないものになってしまった形
②帰納法:最後のオチを考えて、それに合わせて話をつくっていくこと
これがこうなっている→その理由はこうだ
ある出来事は、こういった原因で起こったのだということを確かめる形
これがマンガのアイディアの筋道の考え方ですが、これに加えて、自分が考えているテーマを読者に知ってもらうという視点が入っていることが、共感を得るマンガになるんだと思いますね。
これは、名刺制作にも言えます。
ある人をヒアリングしていくと、ああこの人が輝くポイントはこれだ!あとはそれを訴求するためにデザインやコピーをしていけばいい(帰納法的制作)。
また、ヒアリングしたあととにかく手元にある素材をもとにランダムに配置していき徐々に形づくっていく。時としてすごいデザインになる(演繹的制作)。
通常の制作方法は、最初にラフスケッチ(漫画でいえばネームなど)を描いて清書してくのでしょうが、僕のスタイルはラフなしでとにかく素材を生かすにはどうすればいいかを画面上でガチャガチャと動かすスタイルです。
今回、手塚治虫さんのアイディアの考え方を例に出したのは、僕が興味あったのが大きいですが、すばらしい大作も、まずはアイディア(ストーリー)づくりと読者視点が大事なんだと言っていることが驚きでした。(俺も手塚スタイルだとにんまりしたかったわけではありません。。)
これは、いろいろなテクニックを使う前に、この名刺を受け取った人はどう反応するのか?創造あるいは妄想して形にしていくことでもありますね。そこが名刺制作のキモです。
作り手のエゴではなく、受けて視点!